司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>ジェイド
その棚の奥の…あれです、あの赤い背表紙の、
(視界から消えた本は声の主の大きな手の中へ、薄い唇がこちらの要望を叶えると紡げば椅子を軋ませて立ち上がり…手前の棚へ。1番上の列、1番右奥の本を指さし、少し背伸びをするも指先すら掠らないのだから気に食わない)
…アズールさんとの契約で、浮遊魔法だけでも使えるような薬いただけませんかね。その本、フロイドさんがしまったんです
(小さな声で呟いた言葉は本音だが、実際契約で対価に渡せるような高価で素敵なものは手元にない。溜息混じりに背伸びをやめると、肩越しに自分よりも身長のある彼を見上げ…少し妬ましいような視線を寄越してしまったのは申し訳ない)
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