司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>>1384 ノア
──それは、俺のことを信用しているって意味か、それとも俺に手を出されても文句ねぇって意味か?
(彼女からの言葉に、ピタリと手を止めて。彼女の言葉がそのままの意味であるということは重々承知の上ではあるが、そのまま肯定する気にはなるわけもなく……。顔の横に下ろした手の指の間を手入れされた美しい髪がするりと落ちてゆく。はらりと最後の一束が手のひらから零れ落ちきると、彼女の頬と髪の間に手を差し込み、自分とは随分と形の違う耳を確かめるように触れながら明るいトーンのまま冗談交じりの問いかけをした。相変わらずどこかズレている彼女が言った内容を頭の中で整理しながら、少しジッと彼女を見つめる。改めて見るとワンピースに袖を通した相手は普段の姿と違いハッキリと性別の差と、魅力を暗い図書館でさえも明白に暴いている。オオカミの群れに入れられたウサギ……と小さくなったままの彼女の焦げ茶の瞳を見据えたまま、白い歯をニッと見せて)
そんなに興味ねぇってことにしたいのか?次の外出予定を白紙にするのがお望みなんだな。
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