司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>>1369 カリム
っと……!危ねぇな、前見ろ。
(カリムがふらふらとテーブルに突進してゆき、案の定テーブルの角に体をぶつけてしまった。その表紙にこれが持つトレーがグラりと重心を失ったのを見て、文句と共に素早く手を伸ばす。そのままふんだくるようにトレーをしっかりとテーブルに置けば、魚や野菜といった色彩豊かな皿が乗っており……栄養監修ラギーが見たら、たちまち涙を流して喜ぶほどの、健康志向な品々に自然と眉間に皺が寄る。茶色だらけの自分のトレーを覗き込むカリムに、そんなことも忘れてしまっているのか、とこめかみに手を当てながら席に着いた)
……俺たちは同じ料理を食うって話だったろ。別々のものを食ったら毒味にならねぇ。
>>1370 ノア
──人間用に言い換えてやる。お前は遊びで俺に媚薬を盛ると宣言したことになる。ここまで大胆だと思わなかったぜ、ノア。
(唇の端を持ち上げて、面白がるように問いかける。マタタビが効くかどうかなんてどうでもいい。他の寮生たちが効くかどうかも個人差が大きいとは聞くが全くもって興味が無いため知らない。それよりも重要なのはハニートラップに使われるソレを使ったという事実だ。振り返ったときに見せた、安心したような笑みにお返しするように意地悪な笑みを浮かべたままで。虎穴に入らねば虎の子にも会わず、虎の怖さを知ることもなかったろうに。好奇心旺盛な彼女はこうやって揚げ足を取られるのだ。穏やかな彼女の笑みに、自分のどこが安心材料になるのかさっぱり分からず、ビターチョコレートの瞳をガンみつけるように見下げ、歩みを止めたサンダルの底を床に擦らせて気だるそうな体勢を取って)
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