司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>カリム
不可思議なことを言うのだね、キミは──誰かといても呼べば良いのに、キミにはその権利があるのに
( 友達も!と嫌味なく告げる生徒に苦笑しつつ解かれることなく引かれた手に少しだけ驚きながらついて行く。周りから不思議そうにこちらを見る視線がいくらか刺さっているがこの生徒は気にもしていないのだろうと己は念の為周りを見渡しながら共に歩いて・・・豪快な行動とは裏腹に従者思いらしい。不思議そうに揺れるカーディガンを眺めながら問い )
でも、その気遣いは美徳ですね
>レオナ
まあた難しいことを言う──今日はきっとキミが得た報酬よりも随分と働かせてしまったのだろうけれど。追加でなにか学園長にでも強請っておいて、司書に用意できるものなら喜んで用意するし
( コソコソと聞こえる声をしっかりと聞き取るより先に膝にかかったあたたかな毛皮に、どこまでも優しい生徒らしいと指先でその毛並みを整えながら思う。隣りへ腰を下ろし、また難しいことを言う生徒はきっと元々考えることが好きな性質なのだろう、そういえば頭を使うゲームに長けていた覚えがあるし・・・それから、きっとそれと同じくらい優しいのだ、意地は随分悪いが。傾いた後の日が微妙にバスの中に入り込み、その日を浴びながらひやりとしたバスの窓に頭を預け、目を閉じる──太陽の光に普段当たらないし、外もここまでは歩かないから眠気が来た。帰りまで少しだけ眠ろうとほんの少しだけ瞼を持ち上げたなら、目を閉じている生徒に告げた言葉が少し舌足らずになったのは許して欲しい )
──楽しかった、ほんとうに・・・少ししたら起きるね
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