司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>レオナ
なんでもない──司書が?もちろん本に書かれていないことに関しては知識不足の自覚はあるけれど・・・温室育ちというよりは、荒野にたまたま咲いた小さくて弱そうな花だったから、皆が水をくれているだけですよ
( 単純にキミがどう思っているのであれ、サバナクローに選ばれただけのことはあったのだと、寮生という民をまとめあげて率いる手腕こそ最初から身についていたとはいえ、キミの、実は分け隔てなく向けられる目があったから皆が従ったのだと──どれも事実だろうから言わないだけ。聡い獅子は言わずとも分かっているだろう、今のこの場所が永遠では無いことも、いつか来る終わりの後は再び崖から這い上がる必要があるかもしれないことも。ふっと肩の力が抜けるような感覚に、相手がこちらを怖がらせるつもりはないのだと認識すれば再び空けた距離を詰めるよう生徒の近くへと歩み寄り、意地悪な問いに不服そうに眉を寄せる。些か過保護な周りに囲まれている自覚はあるが、それは己の稀有な特性故だと思っている、し、他人を警戒して疑い、自衛するよりは、相手のテリトリーに踏み入って荒らし回って相手が困惑する姿の方が好みだ──今日は失敗したけれど。そのためには多少無知で無謀な方がいい事もある、と思っている・・・が、それは己がよく他者に口にする建前で。実際のところ、本来帰る場所を奪われ、この世界で歳を重ねる機会を奪われ、空虚を抱えたような顔をして、虎視眈々と同じ思いをしている人間がこちらに落ちてくるのを待っている・・・はなからハッピーエンドを望めるプリンセスにはなれない性質が己だ。薄ら笑みを浮かべ、どこか楽しげに生徒を見上げたなら )
どちらかと言えば、谷底で可愛い獅子の子が落ちてくるのを待っていて・・・その獅子の子が、這い上がるさまを下から紅茶でも飲みながら眺めるような生き方をしているところです。考えがお姫様でも、与えられた役柄は悪役なのでね
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