司書 2020-03-22 13:34:22 |
|
通報 |
>>1230 ノア
……ダメになってくれるのか?
(彼女の冗談めかした言葉に、口角を上げる。彼女の揶揄の色も、咎めるような……物申したそうな目も素知らぬ顔で、受け流すように視線を相手に預けたまま、少しずつ身体を前傾させるように彼女との距離を縮める。頭を少しだけ横に傾ければ、三つ編みが輪郭を撫でる。どこか甘えた響きを帯びた低い声で彼女に囁いた。そのまま姿勢を崩さず、彼女の返事を待つようにテーブルへと手を添え、自分の分のフォークは彼女からみえない自分の体の影へ弾く。それに周りの客の視線が刺さるものの、いい意味でも悪い意味でも注目される身であるため素知らぬ顔で、更に彼女の方へと体を寄せた。彼女は1人でよくいるクセに、他者と分かち合いたいタイプらしい。それとも普段1人でいることが多い反動からなのか……どちらにせよ、彼女のからかいの延長戦に応じるつもりである。小休止と置かれたフォークと、こちらに寄せられたケーキたちに視線を向けたあと、どうぞと言わんばかりに再び彼女のビターチョコレートの瞳を見つめて)
| トピック検索 |