司書 2020-03-22 13:34:22 |
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>>1060 ノア
……そりゃどーも。
(こちらを不安げに見たと思えば瞳を輝かせたり曇らせたりする相手に、片眉をつり上げる。彼女の手の中で形を失いつつあるアイスクリームを名残惜しそうに見つめる彼女は、まるでこの時間を噛みしめているようで――またくだらない対比でも考えているのだろう。あんなジメジメとした薄暗い鳥籠にいるからだと、スイッチを切り替えるようにつむじでも押してやろうと腕を伸ばそうとして、こちらに向かってきたグリーンのプラスチック。まさかこんな大胆なことをするとは思っていなかった。が、恐らく彼女に他意はないのだろう。精々このクソ熱い炎天下の中追いかけてきた褒美程度。伸ばしかけた腕をベンチの背もたれに置いて彼女の方へグッと上体を寄せて口を開けた)
――まぁまぁだな。
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