魍魎 2020-03-21 17:35:45 |
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>黒蓮
へぇ、妖の癖に気がきくじゃないか。
(一瞬警戒したもののタダ酒が飲めるという欲求が勝り相手から杯を受け取れば一言余計だが感謝の意を示して。既に酒が入ってベロベロだが腐っても忍、毒が混入されていないか懐から銀の匙を取り出せば確認し変色していない事が分かればぐいっと一気に飲み干し。それにしても祭りというものは侍や忍びでさえも舞い上がってしまい警備が疎かになっていけないと祭りの力に恐れつつそれに流される自分に不甲斐なさを感じてついため息をつき。だいぶ酔いが回ってきているのかだらしなく寝転がれば強気に言い放って。)
ああ、情けねえ。もし俺がシラフだったらお前今頃お陀仏だぜ。
>草薙
ああ、勿論知っているとも。いつだったか主君があんたの事をこうおっしゃっていた。死に損ないの成れの果て…だとかなんとか。
(相手が振り返れば随分と余裕そうな振る舞いで火打ち石を弾いて煙草のような物に火をつけて。一服ふかせば不敵な笑みを浮かべて嘘か誠かはっきりしない情報だがそれでも相手の地雷を踏むような静寂家当主に関する発言をして。)
>空宮
おいおい嘘だろ……ついてねぇな全く……
(屋敷に入ってからちょうど二分経った頃、瓦礫に左足を挟まれ身動きが取れずにいて。事の発端は実に単純で東側に生き残っていた子供二人のみ抱えて長い廊下を走っていたところ、出口の一歩手前でもろくなった天井部分の木材がガラガラと大きく音を立てて崩れ落ちてきて。咄嗟に抱えていた子供達を突き放せば先に行けと命じ。幸運にも挟まれたのは義足のみで怪我は負っていないものの火事場の黒煙によって意識を失いつつあり。)
>朱音
だろうなぁ……妖、薬師、そしてその図体。あんたが巷で噂の外法如来かい?
(相手が妖という事が分かればゆっくりと立ち上がり杖をつきながら相手の方へ向き直って。口元こそ緩んでいるものの髪に隠れた隻眼は何かを探るような冷ややかなもので。まじまじと相手の姿を見れば予想が確信に変わり敢えて質問口調で尋ねて。)
>静寂(壱)
その時は是非私をお呼び下さい。副業として薬師を営んでおりまして。……割と評判は良いんですよ?
(相手の言葉を聞けばハッとして現当主もリウマチに悩まされる年齢である事に気づき。忍風情の自分が主君の体調を診るなど到底不可能だという事は十分承知しているが、それでも何か役に立てる事があるならばと冗談まじりにそう言えば少し距離をとりつつ相手の隣に戻り。)
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