Ｊａｃｋ ｔｈｅ Ｒｉｐｐｅｒ 　　

名前　：　鷹宮　高志郎　／　Koshiro Takamiya
年齢　：　２５歳
性別　：　男
身長　：　１８３ｃｍ

性格　：　警視庁に所属する刑事、階級は警部補。「切り裂きジャック」に関係する一連の事件の現場指揮を取っている。彼を見た人間は彼を紳士然とした物腰の柔らかな気さくで懐の深い人物だと思いがちだが、実際は損得感情で動き目的の為なら他人を容赦無く蹴落とす狡猾で非情な性格。相手が事件の犯人でも自分の毒牙の被害者でも、狙った獲物は事前に綿密な計画を立て準備しとことんまで追い詰める周到さ、執念深さも持つ。職場での彼は２０代と若いながらも捜査に対する確かな実力と熱意、それを鼻に掛ける素振りも無い好青年である事から上司同僚部下に至るまで信頼は厚く評価も高い。恋愛方面は手慣れてそうに見られるが、実際はこれまでに特定の女性と交際した経験はない。最近切り裂きジャックの正体を突き止めようと躍起になって現場に繰り出している新人探偵は鬱陶しく思いながらも、自分の活動の支障にはならないだろうと踏んでは勝手に泳がせている。時にはほんの戯れにお茶に誘っては捜査状況や手掛かりを教えることも。

容姿　：　目に軽く掛かる程の黒髪は生まれ付き癖があり、寝起きはふわふわと軽く爆発しているので毎朝ワックスで上手い具合に遊ばせている。底の読めない黒い双眸はアーモンドの様に丸味を帯びながらも釣り目がちで、相手に挑戦的、野心的な印象を与える。強気な目元とは対照的に笑うと口元には愛嬌のある笑窪が浮かぶ。職業柄日々の鍛錬を怠らず、その為に肩幅はがっちりとしてして全体的に筋肉質。身長は１８２センチと比較的高めだが振る舞いが柔和なのであまり威圧感は感じられない。仕事中は白いワイシャツに黒いベスト、グレーのスーツと言った格好が基本。左手首には父から貰ったと言うシルバーの腕時計が光っている。プライベートでは服装にあまり頓着が無い為、主にモノトーン調のシャツにジャケット、スラックスと言ったシンプルな物を身に付けている。

備考　：　表向きは信頼の厚い優秀な刑事だが、実は残忍な手口で女性を襲う「和製切り裂きジャック」その人。狙うのが決まって女性ばかり、凶器が鋭利な刃物なのは勿論本家大元のジャックを意識しての事。かの有名な殺人鬼の名を借りる事で世の騒然とさせ注目を集めたいと言う彼の強い承認欲求の表れかもしれない。
曽祖父の代から親類縁者が皆警察関係者の警察一族であり、「鷹宮」の名は業界ではよく知られている。厳格な家庭で育つもその重圧に耐えかねて、物心付いた頃から夜毎人目を忍んでは小火を起こしたり窃盗としたりと軽犯罪に走る様になった。そしてそれは歳を重ねる毎に過激さを増し、いつしか彼の鬱憤は独り歩きし始め最終的に「切り裂きジャック」と言う形で昇華される。ジャックの姿で日頃のドス黒い鬱憤を吐き出す事で昼間の刑事の顔を保つ事が出来、また一方で刑事と言う捜査状況の全てを手中に出来る地位に在るからこそジャックとしての活動を続ける事が出来る為、これら二つの顔は最早彼と言う人間を保つ為に無くてはならない物になってしまっている。