匿名 2020-03-04 15:32:18 |
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(白髪の頭を撫でれば心地よさそうにそれに擦り寄る。酒呑童子の行動によって後ずさるもそれにぴったりとくっついたままなおも抱き着くジャックに、これでは年相応に無邪気で甘えん坊な幼子ではないのかと疑うが、その次に紡がれる相手の言葉はおおよそ幼子が発するような言葉ではなくやはりれっきとした英霊であることを再認識し。一度息を吸って落ち着くとジャックと同じ高さの視線になるまでしゃがみ
「うん、ありがとう。頼りにしてるよ。ジャック。」
と微笑みかけ、頭をひと撫でしてから、また抱き着かれると動きづらいなと思えば、以前妹にもこんなことで手を焼かされたことを思い出し、その失敗をまた繰り返さないよう「ょいしょっ…と」と相手を抱き上げ、そのまま移動しようとし。
相手の手を振り払ったのはいささか無礼であっただろうか。ジャックと寄り添う様子を面白くないようで息をつく相手に機嫌を直してもらおうと「…信頼はしてる。だって二人は俺の呼びかけに応えてくれたから。ジャックと、酒呑童子…さん?」と、ジャックにはジャックと呼べと言われたが相手からは呼び方について言及はなかったため、語尾が濁り。見てくれは華奢な少女だが濃く香る色香は成熟したもので呼び捨てするのもなんだか気が引けたようにぜかさんづけで呼んでしまい。素直に頷いた相手から発せられた言葉はマスターとしてしっかりと手綱を握っておけとの忠告。そうしなければ闇だけでなく罪もない人にまで手をかけるかもしれないという脅しに近いもので、「退屈はしないと思う。でも、そんなときがきたらこれを使ってでも止めるさ。」と、今の世界がどれだけ汚染されているか自分でもわからない。ただ、それはそれだけ相手の暇つぶしに困らない量の闇が蔓延っているいうこと。それでも相手が罪もない人を手にかけようものなら…と右手の甲に刻まれた令呪を示しながらそう言って。ひとまずお互い顔合わせも終えたので「とりあえず屋敷の案内をするよ。」とこれから拠点になる屋敷の案内をしようと、ジャックを抱えたまま召喚の部屋を後にして。)
(/了解しました!大丈夫ですよ!こういう物語は少し厨二が入っていたほうがおもしろいので。)
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