奏歌翔音 2020-03-03 18:33:56 ID:5762b1903 |
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>紅紅葉さん、烏丸桐恵さん、ユーリさん
手で顔を覆っていた刹那だったが、烏丸さんと紅葉の発言でさらに耳や首元まで赤く染める。
「桐恵さん、紅葉何言ってるんですか、結婚直前みたいなことを―――」
なんとか顔から手を離して二人に突っ込みを入れたが、同時にユーリの様子を見てしまう。刹那もユーリを直視することが出来ず、見つめては視線を逸らすことを繰り返しながら、かろうじて声を絞り出した。
「い、嫌だったら否定してくれ……その、新婚とか……ユーリにも拒否権は当然あるから、私に気を遣わなくていいから……」
きっとユーリなら、もっと素敵な人と恋をすることもできる。自分なんかと結婚するなど、想像させるのもおこがましい。その一心だった。
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