奏歌翔音 2020-03-03 18:33:56 ID:5762b1903 |
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>天笠牡丹さん、大海原恵人さん、七草穂乃花さん
「あっ……すみません!用事終わりました!ほのちゃんのとこですか…?もちろん行きます!」
メール作成に気を取られて、天笠先生を無視するような形になってしまったことに申し訳無さを覚える。七草さんの部屋の前まで行くと、驚かせないよう少しだけドアを開けた。
「大丈夫そう?ほのちゃん―――」
ドアを開きかけ、固まる那由多。ドアの隙間から見えた七草さんは、ひどく思いつめた顔をしていた。
(何か言わなきゃ……でも何を言えばいいんだろう。むしろ、何も言わないほうがいいのかな…)
何も言えず、しかしドアを閉めることもできずに七草さんを見つめる。小さく開いた扉の外からは、月の光が差し込んでいた。
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