碇シンジ 2020-03-02 16:25:29 |
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繊細って、 …大袈裟だよ カヲル君 、( その言葉に 小さく笑った 。 特に祝われることのなく過ぎ去っていた誕生日や、 一人で過ごした クリスマスも、 カヲル君が 居れば 一変する。 そう考え、言われた言葉のかすり傷は、 そっと期待が拭ってくれていた。 )
へえ、そうなんだ、… カヲル君が 恋愛小説読むって、ちょっと意外だな 、( 意外な事実を聞けば、 辻褄が会う気がして。だから 王子様のような言動をするのかと ピンと来て。 )
そう、… なのかな、 … あのカヲル君、カヲル君は なんでエヴァに乗ってるの…? ( 父さんは、僕の事を思っている、 そう聞けばうまく飲み込めないが、 カヲル君の言うことなので 意味を深く考えて。 父さんに褒められたいから、エヴァに乗っている。 _ それなら、カヲル君は? と 疑問を持ち、 聞いて。 )
うん、… _ ( 今度は声を出さないように、肩に力を入れた。 それでもすぐ 撫で肩は 原型に戻り、 きゅ、と目を瞑る。 じわじわと また あの心地いい感覚と カヲル君を好きだ、という気持ちが 表に出てきて、 頬が熱くなってくる。 )
… ! ? ( 声も出らずに 驚けば、 顔を真っ赤にして また 伏せて。 違う、別にカヲル君は 純粋なはずだし、 そういう意味じゃないはずだけど、 … と心で言い訳をして。 )
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