異世界カルテット

(/ありがとうございます、では絡み文投下しておきますね)

-----宇宙要塞ラグナロク、とある科学技術が非常に発達した世界、今より百年も前に凄惨な終末戦争を結果的に引き起こしたことで人類の六割、レプリロイドの九割という多くの命が犠牲となり、重永久戦犯として不死身の身体にされた後、地球から永久に追放された狂気の科学者によって、復讐のために宇宙に作られた衛星砲台…その要塞が今、地球に落とされようとしていた。大気圏の重力に引かれ、赤く染まりながら地表へと落下していく終焉の名を冠する破滅、そしてそこで世界を救うため、そして嘗ての因縁を絶ち切るために、何度も戦友と共に世界を救ってきた紅き英雄、ゼロはラグナロク・コアと融合し、全てを道連れにしようとするドクターバイルと相対、激しい激闘の末、コアもろともバイルを撃破、コアの崩壊と共にラグナロクは崩壊を始め、大気圏の摩擦熱によって焼き払われていく。…しかし、それでもなおバイルはお前を道連れにしてやるとばかりに呪詛を吐きながら燃え尽きていく…既に離脱は不可能な状況だと察し、ゼロは心の中で自身の帰りを待つ者達に詫びながら、意識を手放した…。

しかし…意識を取り戻して起きてみると全く予想だにしない光景が飛び込んできた。どうやら自分は奇跡的に助かったらしい。頭部のヘッドパーツ(ヘルメット)が破損しているようだが、それ以外に損壊は見られず、生きているだけ儲けものだろう。だが、いた場所が人間達が学習する場所である学校らしいこと、そして明らかに人間ではない者が幾らか混じっているという現実が容赦なく広がっていたのだ。

ゼロ「………………(どうしてこうなった？)」

表情は一切変わらないが、現在進行形でゼロは頭を抱えたくなる衝動に駆られていた。