嫌いだと言う割に、俺が居なきゃ何も出来ない。俺を突き飛ばすほどきらってもいないだろう? (相手の言葉に本当か?と軽い口調で問い。「苛立ってなんかいない……それに君が居ないと……」言葉を続けようとするも何も出てこず。この少女が居て自分になんの得があるのか分からなくなり。自身の成すことに間違いはないと言わんばかりに頭を掻き毟り始める。何も思いつかない苛立ちからか、瞳からは演技ではない、大粒の涙が一粒零れ落ち)