名無しさん 2020-02-26 18:58:59 |
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ぅ…、
(聞きなれた言葉が冷たい部屋に響いて、自分よりも綺麗な身なりをした元執事が平然と紅茶を飲んだ。吐き気がする。それでも、この執事の声には従わないと、ご主人様に怒られる。どんなに我儘を言っても、諭すようなこの声に逆らっては…手に握らされたブリオッシュを震える手で口元に運んで、一口何とか咀嚼した。喉に突っかかる感覚に「…もう要らない」と噎せそうになりながら小声で限りなく懇願に近い拒絶を。身体が冷えているのか、怖いのか、震えて仕方がない)
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