嫌だよ。俺は生憎君といたいみたいだ。 (本当はこんな所に居たくなんて無かった。けれど、彼女にどこかに行けと言われると、反対のことをしたくなる。彼女の傍まで料理を運ぶと、そっとトレーをテーブルに置く。「ほら、食べなよ。ブリオッシュと、紅茶だ」水も一応あるのだが言わない。彼女の嫌がる表情が見たくて、わざと紅茶という時に一呼吸分溜めてみせる。そっと小さな顔に手を添え、半ば強引に少女の顔をこちらに向け)