名無しさん 2020-02-26 18:58:59 |
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主人は俺だよ。間違えないでくれるかな?
(叩き落とされた手のやり場に困ったように手を宙にさ迷わせつつ、しかしじかりと相手の間違いを訂正し。無理やり起き上がる相手を慈悲深い、悪くいえば小馬鹿にしたような笑みで見据えている。まだ機嫌良いままで、マージにも優しい態度で接している自分に幾分の驚きと誇らしさを感じた。足の鎖に驚く彼女を見ると、愉快な心持ちになり、肩を揺らしながらクツクツと笑う。「誰の許可も得ていないよ。俺の独断だ」__だって俺はもう君の召使いじゃないのだから、そう告げるながらグイッと顔を相手に寄せる。その瞳は笑みを浮かべてはいるものの、体の芯から凍えるように冷えきったものだった)
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