匿名さん 2020-02-24 14:58:26 |
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(扉が軽い音を立ててしっかりと閉まるのを見届けて、今度こそ嘗ての友人と向き合う。恐る恐る、といった風な問いかけにこれまで波風立たず張り詰めていた精神がはっちゃけたような心地になって、彼の肩を掴んでガクガクと揺さぶった。その表情は明るく、子供っぽいものであろうと自分でもわかる。なんだが童心にかえったような心地と高揚感だった。すうっと一つ大きく息を吸い込んでから発生すれば、声色も特に抑えることのない、半ば悲鳴のような声になってしまう。先程口にすることができなかった言いたかったことが、そのやたら端正な顔を目前に馬鹿みたいに溢れだす。あぁ、自分も混乱していたんだなあと遅れて実感が湧いて来た。)
そーだよ!!俺だ!あーもー、なっっにやってんだお前!!聖騎士とかエリート街道歩みやがって! そのくせまた複数人と交際してこんなハズレ職場にトばされたのか?!今後は実務に影響が出ない程度に、そう、ほどほどになさい!
(口が動くままに全力で喋り倒すと、なぜか最終的にお説教してしまった。毎日同僚と部下と民衆に神のことばを説いたり、告解を聞いてお説教したりする日々を送っているので窘め口調が身に染み付いている。なんだか昔日の再現のようでそうでもなくなった自分を感じてしまった気がする。親しい仲だ、弁解するのも面倒だしもういいかとずっとマイペースに体を離し、叫んだ疲労なら肩で息をしながらすぐそばにあったこじんまりした椅子に足を開いてどっかりと座り込む。威厳も何もあったものではないが、その壮麗な服の裾と袖は豪勢に広がった。シワにならないように手繰りながらボソボソと呟く)
まーじでびっくりしたぜ……
(/了解です、それでは一旦失礼致します!めちゃくちゃ楽しいやり取りさせて頂けて幸せです!!(蹴可))
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