(/はい!よろしくお願いします!) ……ここ、は……? (ふっ…と意識が浮上し見慣れぬ天井を視界に収めた。ここはどこだろう、という疑問を口に出せば寝起きの掠れた声が言葉になって。確か、と記憶を遡れば最後に見たのは自分を城門に縛り付けた村人たちの背中で、不思議に思いながら顔を横に向ければどこか冷たい表情の美丈夫が自分を眺めていたので驚きで目を数回瞬かせて)