通りすがりさん 2020-02-10 23:20:47 |
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(/了解しました。説明ありがとうございます。こちらも一旦失礼しますね!!)
は、……はい?
(跪かれれば思わず硬直し、間抜けな疑問符を頭から飛ばした。人違いではないかと言おうとしたが、すぐに開いた口を閉じ直した。名前までバッチリ呼ばれているのだからその線はないだろう。つまり、間違いなく僕がこの人にとっては「王様」なのである。冷静に言い直しても意味不明であった。僕の出生ははっきりしている、間違いなく僕はこの村の農家の両親の子で、まかり間違ってもあの暴虐の王の子供などではないし、他国の高貴な血を引いているということも絶対に無い。何か崇められるような特殊な才能があるというわけでもない。整理してもやはり意味不明なので、かすかに首を傾げつつも宥めるように微笑見かけて考えながら言葉を紡ぐ)
よくわからないんですけど、ええと、……
(説明してくれ、と言おうとして、周囲が何事かと此方をチラチラ見ているのに気づいて頭を掻いた。こんな綺麗な人を傅かせ、それなりの声量で王がどうだとか言っている会話を聞かれると社会的に不味い。謎の陰謀に巻き込まれているとかそう言った噂を立てられるとこの狭い村では生活しにくくなる。それは防がねばならないだろう。意味がわからないとか、そういうのは一旦置いておく事にする。)
とりあえず、立ってもらって……、詳しい話はウチでしませんか?
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