《 黒 と 白 の予言書 》 〆

(/とても素敵なロルにワクワクです、よろしくお願い致します！！)


ん？
(村の老人に頼まれて運んでいた穀物袋を運んでいたところに声をかけられれば、荷物をどさりと音を立てて地面に置いて初めて青年に視線を向ける。この辺りでは滅多に見ない、どこか物々しい雰囲気の服装と本人の怜悧な美貌から、貴族か何かだろうかと一瞬考えて、しかしはたと瞬きをする。かけられた言葉の意味を咀嚼すると、なんだかおかしい。フレイ・ストーンとは自分のことだが、いらっしゃる、とは、なんだそれは。こんな身分の高そうな男に敬語を使われるような身でも無し、何だか不穏なものを感じながらも嘘をつくわけにもいかない。困惑を誤魔化すように眉を下げて苦笑しながら、恐る恐るといった風に質問を返す。)
僕がそのフレイ・ストーンなんだけど……、何方様、ですか？