『 羽を堕とされた、 / NL 』

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△  2020-02-03 14:03:20 
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“地へ堕ちて行け───”





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  • No.13 by  リリアーナ・イザベル   2020-02-08 18:52:51 






( 温かみのある橙色の夕陽に今日も何事も無く終えそうだ、と内心安堵して。いつもの様に庭の掃除を終え、お祈りに向かうべく教会へと移動を。見慣れている筈なのだが光が反射して美しく光るステンドグラスはいつも綺麗でうっとりと見蕩れてしまい。この時間帯にお祈りに来る人は限られ、本日は誰も居ないのもあって教会内はしんと静まり返り。静寂に支配され神聖さが増した室内は歩く度にヒールの音が響き渡り、その音さえもメロディの一つのようで。そんな聖堂の奥、中央に鎮座する十字架の前に何かが居る。近付くに連れてその姿がはっきりと分かり、其れは人の姿であった。慌てて駆け寄ると倒れるようにしてうつ伏せの状態で。身長や体格からして男性だろうと推測。髪も黒く、漆黒色に染まったロングコート。全体的に黒を彷彿とさせるその姿に何処か危険さを感じるも、生死を確認する為に距離を縮めて床へ膝付きしゃがみこむ。真っ先に視界に映ったのは背中にある大きく切り裂かれた傷痕、健康的とは違う白さの肌。呼吸を確認する為に顔を近付けると、微かにだが呼吸はしていた。確認した際に見えた横顔は長い睫毛に縁取られた瞼、通った鼻筋。異様な程に整った顔立ちはどこか神秘的で魅了されるものであった。その姿に圧倒されるも我に返ると唇震わせながら、か細く今にも消え入りそうな声音で『あの───、』心配になって声をかけたその時、視界がグラッと大きく揺れる。突然の痛みに?辺りを片手で押さえるも痛みは増すばかりで片手では押さえきれなくなり。身体が大きく揺れて意識が遠のくのが解ると、薄れゆく意識の中で微かに視界に映ったのはあの異様な程に整った顔立ち、その眠る横顔──静かに身体は冷たい床へと着地し、隣へ並ぶ様に仰向けで倒れた。 )








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