ずいったー

俺の性根がひん曲がってるんは自覚してる、でもキミはそんな俺を受け入れてくれる、俺はこんな俺を好いてくれるキミが好きや…大事な気持ちは誤魔化すべきやない、言葉いうんは時に誤って伝わることもあるからこそ、や(睨まれても動じず、ニコリと笑いかけて)キミもそう思うやろ？……という訳で、最後に言ったキミの言葉、もう一度聞かせてくれへん？

なんや騙すだなんて人聞きの悪い、せめて駆け引き言うて欲しいわ。……自分一人で食べられるから食べさせてもらう必要はない、確かにそれはそうや、間違いやない。でも、必要ないもの無駄なもの全て省いて生きるんは、そりゃ味気ないもんや…正しい事だけを選んで生きるんが正しい事とは限らへん、それに…これは正にキミの知りたがってた恋人らしいことの一つや…ほら、口、あけ？(そう言って詰め寄っては、フォークに刺したケーキを改めて口元へ差し出して)