(茹だる暑さの中、ベランダにてタバコを吸えば短時間ながらも肌の表面に薄く汗が滲むのを感じ。手元のスマホが振動すれば視線を送るも表示されたのは未だ寝室にいるはずの恋人からのメッセージ。ものぐさな呼び出しに笑いを溢してはタバコを揉み消し、リビングを抜けて寝室へと進み。寝具の上に見える膨らみの傍らに腰を下ろすと、挟み込むように腕をシーツに縫い止め)…ハァイ、お呼びかしら?なぁにが大変だって?