──お客様何かお探しですか?(客足も引き始めた店内、見知った女性客と親しげに会話をしつつ購入品の入った紙袋を手渡し。マスクで口元が隠れているのを良い事に目元だけで笑顔を作り見送った所で恋人の姿を探すべく視線を動かしていれば、脳裏に焼き付く様な真っ赤なパーカーが視界の端に映り、声を掛けようとしているスタッフを目線で制してはゆっくりと背後から歩み寄って)