○ 2020-01-07 09:44:52 |
|
通報 |
「誰が好き好んでこんな場所にいられるもんかよ、それに残り香だろうけどさっきから聖者の匂いで鼻が曲がりそうなんだ。天使様には害がないかもだけどな、この香り俺らには有害なんでね」
(肩を竦めながら飄々とした態度でそう告げるも先程から鼻を掠めるこの匂いに肌は栗だっている、それもそうだ悪魔が嫌う聖者もしくは使徒の纏う空気とはその身体を少なからず蝕み徐々に思考を鈍らせ浄化までに至らぬともその身へに降り注ぐ害に今すぐにでもこの場所を出ていきたい。そんな苦痛の傍ら相手の余裕な表情にも少しづつ亀裂が入りかけている悪魔の自分がこんなになるのだきっと彼にも何かこの場を早く出ねばならぬ理由でもあるのか、そんな焦りが相見える顔に性格の悪い自分は何故か微笑んで、そして心に渦巻く加虐心にて打ち震えるほどの興奮を誘うのだ。見に降かかる苦痛も真っ直ぐに向けられる瞳も何もかも溺れさせてやりたくなるのが種族としての性なのかその綺麗な羽根を毟り気品高い顔をめちゃくちゃに乱して黒く染め上げてしまえればと今この時だけは閉じ込められた相手が彼で良かったと心底おもえる。)
「まぁまぁ、ほら落ち着けよ。悪い話じゃねぇって…お前が俺を浄化するより簡単な事だって、願うだけで此処から出られるし天使様は≪ 自由 ≫になれる。」
(示された床を目で追いかけるもそれにはやんわりを首を振り浄化される事は真っ平御免だがこっちの提案にはお互いに利益があると主張すれば頭脳派の彼の事だ耳を傾ける事等とうに予想しており伸ばした手を静かに下ろせば相手へと詰め寄り、その白く綺麗な手を恭しく取れば自身は床へと膝を付き「敬意よりあんたにとって利益になる事だ。天使ってのは哀れなもんだよなぁ…規律や規則に縛り付けられて窮屈な毎日を送るなんて。お前だってそう思った事一度くらいあんだろ?」哀しそうに下げられる眉に静かに告げられる言葉は相手を惑わす毒であり、その心に干渉し弱音を引き出す鍵となる。慈悲深い天使だからこそ壁を造り己を隠し偽り続けるのだと握り締めた手の甲に優しく口付けを落としその腕に絡まる長い尾は逃がさんとばかりに締め付けて、)
| トピック検索 |