○ 2020-01-07 09:44:52 |
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そう毒を吐くのはお辞めなさい。私とて、好き好んで貴方と居る訳では無いのですから
( 嫌悪感と敵意を露わにする悪魔に呆れたような視線を向けては、己の立場を保つ為にと態とらしく首を振って見せて。彼の言葉をまともに受け取ってもキリがないと何時もの様に受け流そうとするが、其処が何故か上手くスルー出来ず食い下がる様に上記返して。落ち着け落ち着け、此処は教会であり、天使である己のテリトリーも同然である。そう己に言い聞かせようとするも、直後に彼から続けられた余りにも悪魔的に自己的な言葉には思わず、「…私が貴方に願えと?ご冗談を。屈するのは貴方の方ですよ。其処へ膝を突き、天からの使者への敬意の一つでも見せてご覧なさい。私が貴方を浄化し導いて差し上げましょう」そうつらつらと述べ乍ら、瓦礫の転がる床を指で示し、本音を抑制出来なかった自分に内心驚いて。慈悲深く洗練された存在であるはずの己のペースが乱され、苛立ちすら生まれ始めているのは明らかで、誤魔化す様に咳払いを一つ。己は神聖なる天使であり、こんな下らぬ争いで本質を見失う訳にはいかぬと気を改めては、此方へ手を伸ばす彼に張り合う様に立ち塞がって。「貴方が敬意を見せて頂ければ…そうですね…、貴方へ好印象の一つや二つを抱くかもしれませんよ」この場に必要の無い己の無駄なプライドが高く大きな壁となり、然し己の焦燥感を悟られる訳にも行かず。頼む、屈してくれと祈る様に願い目を逸さぬ様にと彼を真っ直ぐに見詰めて。)
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