匿名さん 2020-01-03 00:46:50 |
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ん?それは俺以外の男から送られたことがないってことだろう、俺は嬉しいぞ。
( プロポーズを意味する108本のバラの意味を知らないことを深刻に謝ってくるレイラに首を傾げ、上記に頷きながら豪快に笑い飛ばして。そのうるさい笑い声とは対照的に、眉を下げるレイラの頬を摩るように伸ばした手はとても優しくて。レイラにあまりこの手のからかいは通じないのかと反省すれば、少し声を低くして「出来るだけ早く腹を決めて俺にプロポーズさせてくれってことだ。」と照れもせず真っ直ぐに伝えて見つめ。レイラが強引にするまでもなく、やっと忠告が受け入れられると、すぐに壁から手を離し上半身も起こして、これ以上気にさせないように意識的に爽やかな笑顔を浮かべながら「ならここで待ってるぜ。気に入るといいんだがな。」とあっさりと距離をとって。首都のパトロール中にショーウィンドウに見かけて仕事上がりまで脳内を占拠し続けたそのドレスは、深い花色の織物で作られたシンプルで優美だがネイビーのリボンと控えめなレースが可愛らしいもの、揃いのフェルトの帽子は首都で流行りの形のもので、幾つかある靴はいずれも少々ヒールが高いがオスヴァルトがエスコートするのだから問題がないだろう。)
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