匿名さん 2020-01-03 00:46:50 |
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.......はあ、わかった。覚悟が決まってるんなら話が早えや。俺はゆっくりでいいと思ってたんだがな。
( 力の有り余るオスヴァルトにとって合法的に暴れられる仕事は半分趣味のようなもので、それに加え仕事以外の趣味といえば酒ぐらいのもの。騎士団団長として相応の給料と土地を持ち、殆ど使う場所もない生活をしてきたため、これっぽっちのプレゼントの出費など自分にとって大した金額ではないのだが、それを言うのは流石に卑しい、それに年下の恋人が珍しくオスヴァルトに刺した釘すら可愛らしく愛おしくて、定期的に刺されたくなりそうだなどと不埒な考えが頭を過り、とにかく大人しく「ああ、気をつける。」と低い声で答え。108本の薔薇の意味を測りかねているレイラに「それまでに調べておけ。」とそれはそれは甘い声で笑って切り上げようとして。
自分の警告に最初はポカンとした表情をしていたレイラが、察した瞬間みるみる赤くなるのを見て安堵する。男を部屋に誘うのが"そういう意味"だと分かればあんな不用心な提案も取り消すだろうと思ったのだが、返ってきた自分にだけだという逆効果も極まれりな発言に、荷物がなければ頭を抱えていた。最もこれが他の女ならこれ幸いと躊躇などしない訳だが、レイラばかりは大切にしたいのだから仕方がない。彼女の後ろの壁に手をついて、なんと言えば伝わるのだろうかと暫く思案したが思いつかず、ため息をついてぶっきらぼうに上記。これで焦って取り消すならそれでいい、ここまで言っても警戒心がないのなら部屋まで運んでやって押し入る振りでもしてやる。直前で離れて叱って強引に外に引っ張り出してしまえばいい、元々デートは外に行くつもりだったのだからと考えて、じっとレイラの目を見つめて返答を待ち。)
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