匿名さん 2020-01-03 00:46:50 |
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.......ああ、1ヶ月も俺の仕事のせいで会えなかったからな、お詫び。
ってのは建前で俺がレイラにプレゼントしたかったんだ。迷惑じゃなければ中まで運ぶぞ。
( 腕を離した直後のレイラの安堵の表情を、苦しさから解放されたことからのものと勝手に勘違いし再び反省する。オスヴァルトからすれば手加減どころか壊れ物を扱うように大切に扱っていて、それでもレイラにはまだ強すぎるのだと、可愛い恋人が如何に守ってやらねばいけない存在かを再確認し、緩みかけた表情を締め上げて眉間のシワを深めて。そんな考え事をしてプレゼントの中身を心配するレイラの声は聴き逃したようで、可哀想に汚れは落ちたがしこたま叩かれたクマと、目を輝かせているレイラを交互に見て安心したように力強く頷き。なんとか無事らしい他のプレゼント.......女好きの力自慢が集まる騎士団の詰所の近くにある雑貨店やブティックの涙ぐましい頑丈な包装への努力が滲む、と一緒にクマも抱え直せば、自身に対して複雑な感情を抱いているらしいレイラの両親に遠慮したように上記を提案し。
優しい言葉と可愛らしい笑顔で花束を受け取ってくれようと手を伸ばす恋人に、心から嬉しそうに優しい笑みを浮かべれば、慣れた手つきで花束を半分に割って、ラッピングの方の束を渡せば素になった方の花束をコートが汚れるのも気にせず抱え直し。そちらの束にくっついてきたカードを空いていない手で器用に引っ張り出せば『愛する君へ』と書かれたそれをレイラの方の花束に幸せそうに笑って滑り込ませ。)
ありがとな、ほら.......っと、こいつを忘れちゃいけないな。
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