ふたりの楽園交流記（〆）

…ゲホッ、ゲホゴホッ、は、は…、ここは……？
(ジリジリと体を焦がす熱射に唐突に意識が浮上すれば何やらぱきぱきと張り付いた睫毛を瞬き、何の気なしに上半身を起こそうとして、塩辛くガサツいた気管に噎せる様に何度も咳を零し。浮かんだ生理的な涙を拭いながら、体を起こす為に付いた掌が砂のような感触を捉えている事にふと気が付けば軽く辺りに視線をやり、そして愕然とその視界を疑って。振り向いたそこは明らかに人の手が入っていない原生林、慌てて見やった眼前には大海原。一体これはどういう事だと、混乱から上手く働かない脳を必死に回転させこの状況に至るまでの記憶を掘り返せば、天候の悪化、船を襲う大波の数々、そして船の横転が蘇ってきて。波に揉まれた辺りから何も覚えていない所を見れば気を失った後にこの砂浜に漂着したのだろうと推測されるが、他の乗客乗員の姿はパッと見見当たらず、果たしてこの生還は幸運だったのか否か。そんな風に、ともすれば不安になりそうな心を生きているだけ儲けものだと元気付ながら、塩水を吸って着心地の悪くなった上着を脱ぎ、一先ず連絡機器が使えるだろうか試してみようと携帯を取り出し難しい顔付きで画面をつついて)


(/2人での探検とても楽しそうですね！果たして仲良くなってからのものになるのか、お互いにまだ警戒心が残っていてのものになるのか。どちらにせよ美味しい展開になりそうでワクワクしております。さて先行ロルを回させて頂いたのですが、心情ロル等が多々含まれる上記のような形式でも大丈夫でしょうか…？もし変更をご希望でしたら遠慮なくお申し付け下さいませ！)