匿名 2019-12-30 14:35:22 |
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>>殺生院キアラ
(流石は人類最後のマスターにして欲に溺れぬ意思の強い女子であろう、するりと掌の間から抜け逃げられた感覚にすぐさま次の追撃をと腕を伸ばすもそれは力無く下ろされる。今はきっと機会ではない確実に余りなく細く華奢な体躯に押し込められた骨の髄まで搾り取ってやるのは時間の問題であり目の前の彼女の影にて潜む存在に密かに目線を配る、一見ただの揺らめく影だが微力な魔力を感じる限りでは漆黒の復讐者である彼がそこにいるのかもしれない。自分に対する牽制なのだろうか肌を劈く微力な殺気も今の自分には餌を前に待てを押し付けられる駄犬の躾の一環という程度でしか感じられず奥から覗く快感に息を荒らげるばかりで、余程警戒心が強いのかそれとも育ちが良く目上として敬われているだけなのか呼び捨てにはされず未だに距離の感じる言い草だが人当たりの良い微笑みを浮かべて)
「…んもう、マスターはいけずな方なのですね。数少ないカルデアの女子同士仲良く成りたいだけですのに、」
(白々しくそう述べるも細められた三日月は真っ直ぐ向けられる眼を根回しげに見上げるだけであった。警戒の念が拭えぬ彼女の色合いに仕方なく問に応えるも姿を追ってきたとなればそれは度合いを増すだろうと濁す物言いに、眩い笑顔にて毒牙を抜かれ眉尻をゆるりと下げると「ええ…私は貴方の為なら盾にも矛にもなってみせましょう。マスターは命じれば良いだけの事、忠実に従って見せますとも」白く透き通る滑らかな細い指で相手の頬を触れそのまま己が豊満な胸へと押し当てるとサーヴァントとして守られるべく愛おしい主人に意を示し、近くに隣接する椅子へと流れるように促すと手にしたのは二つのコップ)
「その前に暖かい飲み物でも如何ですか?冷えきり心労した心を溶かすのにぴったりかと、ほらお座りになって下さいな…大丈夫ですよ毒なんて混ぜませんから。」
(最後まで素直とは行かないもののミルクと蜂蜜を手に取ると火を通したミルクにそっとリボン状になった蜜を流し入れ素早く掻き混ぜると忽ち立ち上る甘い湯気に滑らかなとろみを帯びたそれを差し出して、)
>>アビゲイル・ウィリアムズ
「…とても暖かい、貴方は本当に優しい方なのね。私マスターの事大好きよ…私に向けてくれる思いやりも分け与えてくれる体温も心地よくて溶けてしまいそう。」
(包み込まれた己の掌とそれを握りしめ包み込んでくれる彼女にどうしようもなく胸が締め付けられるのに、指先から心臓にかけて流れ込んでくる熱は全てを平等に愛するべくして接してくれている逃がすべくして固めた意思も顰めた眉間も緩めてしまえば後はへにゃりと緩んだ表情を向けるだけ。そうだ何を躊躇っていたのだろうか彼女はマスターであり自分の主人なのに、今まで彼女と赴いたどんな戦場でも名を呼び続けてくれた…こんな自分の歪んだ力にも信じて任せてくれた。「そうねなにも、なにも怖くない。そうよ、だって私はマスターと一緒ならきっと他の誰にも負けないわ。」継ぎ接ぎでもいいそれが去勢であってもその場しのぎの嘘だとしても今はこの空間だけは彼女と共に前を向こう、心に降り積もっていく愛の塊が覆い尽くす霞んだ視界をより鮮明に映し出し此方も負けじと力を込めた手を優しく引っ張ると)
「ねぇ、マスター…月を見たいと思ったことは無い?此処の景色も白くて綺麗だけど夜の空に浮かぶ白くて無垢な月は闇と相まってとても美しいの、…私ね貴方とならそれを見てみたい」
(闇でさへも今の瞳には月を引き立てるものとして、そう静かに上記を問いかけると座り込んでいた身体を立ち上がらせ恍惚と楽しげに輝いた笑顔。浮かび上がる額の鍵穴は全てを飲み込み孤独な少女の願いを叶えるべくしてその魔力を具現化させる、離した手をそのままにそっと主人の視界を覆うと次の瞬間には目の前にぽっかり浮かぶ月と雲を足蹴に空中を舞う二人の姿だった。これが幻術か現実かなど分からない、何故ならこれこそが彼女の願いであり目の前に広がる幻想郷なのだから、)
(/な、なんとお優しい方なのでしょう、文力など雀の涙程のこんな駄目主をお見捨てにならず加えてお傍にいて下さるとは貴方様と出会えて私めは幸福な者だとつくづく思っている次第で御座います。出来るだけ返しが早くなれるようこれから精進して行かせて貰いますのでこれからも変わらず御相手してくだされば幸いです。本当に楽しいです純粋に、貴方様と会話する事で毎日の苦労が報われる感覚にて毎日この場での事を楽しみにこれからも頑張っていきます!!)
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