主 2019-12-11 01:03:56 |
通報 |
>恭司郎
…、なるほど。
(彼のそのどこかバツの悪そうな態度と「いつものこと」との言葉にある程度に察してはいたが、やはり芹華の予想は間違っていなかったようで。…それも悪い方向に。何やら早合点している彼に対しあからさまに、その薄い肺いっぱいに空気を吸ってから、深く深くため息をつきながらも、冷静に、冷静に…。と自分に言い聞かせ、その顔に笑顔を貼り付ければ、それでもその口調は相手を問い詰めるようなそれになり)
それで、今度は一体なにをしたんです?
(相手が何やら思案するようにブツブツと呟く言葉をかき消すように「ちなみに私は昇降口に向かいたいだけなんですけどね?」と剥がれかけた笑顔のまま付け足しつつ、また何か人様に迷惑をかけたのか、はたまた自分の立場を考えず危機感のない事でもしでかしたのだろうが、せめて相手の言い分を聞くまでは、と対面の男のネクタイを引っ掴んでやりたい気持ちをなんとか抑え)
>海原くん
…怒らないんですね
(自分の言葉の飾り気のなさはよく分かっていた。そのため口にした後に後悔する事は決して少なくない。…先程の言葉ももちろんそうで、もっと言い方はあったと思う。それでも快活に笑う彼に思わず呆気に取られた。大抵の人は怒るか、黙るか…女生徒ならば泣くというのに。芹華とて怒らせたい訳でも悲しませたい訳でもないため、相手の反応には気楽さを感じたが、本当に良いのだろうか、と彼をじっと見つめ)
>有川先生
あぁ…いえ、先生もお昼遅くなったのかなって
(先程まで自分の前方に並んでいた事を考えれば、まだ昼食を取っていないのだろう。…そういえば、私の隣で話してて良いのだろうか、とも思うがその間に列は進み。サンドイッチとプリンを注文すれば、その場ですぐさまトレーにのせられた。さて、どこで食べようか、と学食内を見渡そうとするが、未だ自分の傍でなにやら思案する彼に「…先生?」と声だけかけ)
トピック検索 |