悲劇のヒロインぶるのは自分だってもう嫌です。でも、けれど、それが感情を抑えていい言い訳にはならないのです。 私の中の 彼 が悲しんでいるから、私も悲しくなる。せめて、彼 だけでも幸せになってほしかった。……欲しかったね、あげられなくてごめんね。最後の会話が温かかったことだけが、救いだった。