──え?床が滑るって何で……っわ!? (彼から言われるまでただひたすら前を見て歩いていたので床が濡れていることに気付かず、運悪く丁度濡れている場所を踏むとベタに滑ってしまい、思わず手からお弁当箱が離れ宙を舞って。次にくる痛みに対して待ち構えるように反射的にぎゅっと強く瞼は閉じられて)