あの日の少年 2019-11-23 00:09:49 |
通報 |
わ、わかったからやめろよ、髪乱れるだろ…
(頭を撫でるその手の優しさは彼女に対し自分にとって義理の姉以上の感情を抱いていた時の感情が思い起こさせられるようで、胸が苦しくなってしまえばそんな感情を突っぱねるように相手の手を軽く払って。通学路でも何かと世話を焼こうとしてくる義姉と一緒に歩いて同級生たちに茶化されるのが嫌で一緒に行こうと食い下がる相手のお願いも当時の自分は時々無視したりすることもあったが、流石に今の自分にそれをして相手の表情を曇らせるようなことは出来ず「…早くしろよな、忙しいんだから」と短く答えて玄関へ先に向かい携帯をいじりながら相手を待ち。しばらくして相手がやってくると注意を受けて直される前に癖で緩めにしていた制服のネクタイを締め直して)
トピック検索 |