名無しさん 2019-11-17 10:33:28 |
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初回ロル
( "退屈" いつの日からか脳内にはその言葉が居座り、充実している筈の日常に虚無感さえ感じる。_頭上に拡がる暗闇は雲が覆っているのか星一つ見えず、時雨の打つアスファルトは一定間隔に配置された街灯に照らされており、自身が歩いている大通りに面した店々は疾うにcloseの看板が掛けられ、賑わいを見せているのはバーだけという事もあってか辺りは薄暗く静寂に満ちていて。頬を掠める冷たい雨に身を竦める事も無く淡々歩みを進めては"いつもの場所"へと向かう。_数年前に無人となった雑居ビルは今も尚取り崩される事なくそこに存在し、カンカンと靴音を鳴らしながらアルミ製の外階段を使い屋上を目指して )
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