碧棺左馬刻 2019-11-14 07:21:36 |
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(/では、出会い①にて話を始めさせて頂きます。長々と此方の設定に付き合って頂き有難う御座いました、これより始まりますは貴方様と碧棺左馬刻の物語で御座います。貴方を愛してしまった浜のギャングは出会いこそ最悪でしたがきっと貴方様のお心を満たすことをお約束致しましょう、決して甘くはない鋭い愛に翻弄されながらも赤い瞳の彼に溺れながら『極道と貴方』の物語を繰り広げて下さいませ。出会いは結構…いやかなり無理やりに貴方様と出会うようにしますが碧棺左馬刻としての言葉遣いは仮にもいいものとは言えませんのでそちらの方はご了承くださいませ。では!)
(横浜の繁華街、人々が身を寄せ合い夜だと言うのに昼間と相変わらず眩い光に包まれた中心部。仕事終わりの社会人達は、やれ飲み会だ打ち上げだと晴々とした表情でその通りを歩いていくその一角。黒塗りの車と屈強な男の背中で閉ざされた建物の物陰にて既に事は始まっていた。目を据えたガタイのやけにいい彼らの渦の中心にこれまた転がるのは外見のチャラい男性なのだが色の抜けた髪に余裕な表情は見て取れず所々に怪我を負い目元を青く腫れさせた痛々しい顔は唯ならぬ空気を醸し出している、「───だから、決まった額さへ払えばんな事にならなかったのによぉ。俺様の顔に泥塗ろうとしたんだ覚悟は出来てんだろうな?」優雅に尾を引くタバコの煙に目線を向けて、許しの言葉を紡ぐそれを無常に靴裏で踏みつけながら形のいい片眉をぴくりと動かすと何処から忍び込んできたのやらこの光景に目を向けているどう見ても一般の社会人のそいつに冷たい目線を送り付ける。「…何見てんだ。モブ野郎が見てていい見せ物じゃねぇぞ。」手にしたタバコを落とし踏みつけ獲物を見るトラ…否横浜のヤクザは眉を顰め目を細めた。)
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