伊黒小芭内 2019-11-12 23:22:49 ID:ce8d3bd38 |
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…甘露寺、あまり無理はしてくれるな。覚悟したとて感情まで抑えるのは難しいだろう。心が癒されるまで返事はゆっくりで構わない。
梅雨入り前は気温差が激しく体調を崩しやすいと聞く。どうか、君も気をつけてくれ。( 目元和らげ )言葉に甘えてそうさせてもらったが、まだ長いようであれば其方の方でも蹴ってほしい。
道理で。優しい味わいが出ていると思っていたが、そういう訳か。以前、手紙に料理が趣味だと綴っていたな。此の腕前ならば将来、定食屋か甘味処を開くのも悪くな――……んんっ、今の発言は独り言だと思って聞き逃してくれ。( 残りを大事そうに包み直すと懐にしまい、流れついでに零した言葉に気付くと少々気恥ずかしそうに咳払いして )――ああ、綺麗だ。日の光に反射して煌めきを増し、角度を変えると色が重なり合って幻想的な光景を見せてくれる。( 寄り添う形で瓶を覗き込むと光と手毬飴が織り成す様子に興味を誘われ。視線を瓶から其方へ移し )気に入ってくれたようで良かった。…此の説は俺達より先の時代で伝えられているのだが、飴は硬くて壊れない事から関係が崩れないと言われている。甘露寺と良好な関係が続くよう願いを込めて。( まるで宝物を扱うかのように繊細な手付きで光に翳す姿に暫しの間見惚れ )
いや、そのような事は…。他者を慈しむ心を持つのは美点だと思う。……初めて出逢った日から今日まで、俺は花が咲くような其の笑顔に幾度となく救われた。これからは君を守り支える立場になりたいと思っている。――もしまだ添い遂げる者が決まっていないのであれば、俺も候補に加えてくれるか?( そっと見つめ返し )
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