KING 2019-11-06 18:04:10 |
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【カリス・エヴァンス/娯楽室前】
「あ、フィーさん。み、見なかったことには出来ないかな?」
キョロキョロと見回したらすぐ近くで誰かの笑う声がした。「見られてた」そんな後悔と恥ずかしさを胸に抱いていると、笑ったらしい誰かはそのままカリスに話しかけてくる。声のしている方を振り返ると、そこにはブロンドの髪をポニーテールにした同期の少女、カリスと同じ貴族訓練生であるフィーだ。彼女の父とは一時期顔を合わせていたこともあり、彼女自身も父から何かしらを聞いているかもしれないし、同じ貴族としての立場なのかは分からないが、こうして気安く声をかけてくれる。しっかりとカリスがつんのめった一部始終を見ていたのだろう、笑いながらも注意を促してきた。カリスは苦笑いをしながら、おそらくきっとそれはないだろうと考えつつも、僅かな希望を抱き上記を述べた。
>フィー
(/ドッペルは禁止にしています。)
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