aphなりきり（〆）

えっ､今日もいたのかよ､妖精……。って坊っちゃんもう帰るの？早くない？一緒に食事する友達もいないわけ？さみしー！
……はぁー､大変不本意だけどこの美しく心の広すぎるお兄さんが､お前を食事につれてってやるか！
（　きっと目論見は見抜かれていただろうが､イギリスが話題転換に身を任せたことに安堵する。あのままでは、溢れる情のままその場で押し倒してしまいかねなかった。またイギリスが妖精の話題に乗ったお陰で、自身の意識すらも逸れたことはありがたい。……今日もいたんだ､妖精。相変わらずの不思議国家ぶりを再確認したその間に、イギリスはさっさと帰り支度を始めていた。自分に比べれば華奢な後ろ姿、絶対に言わないけれど、古いデザインのジャケットがさまになっている｡

すると､なんだか､フッと。

本当に何となく、帰したくないなぁだなんて思ってしまった。そうして口からはするすると怠惰な誘いが出てくるのに、右手はどこからどう見ても『性急』と言った感じでイギリスの肩に伸び　）


（／こちらこそ､よろしくお願い致します！このような素敵な文章を綴る方に楽しいと言っていただけて､感無量です！
しかしこのアーサーのつれなさぶり､なんだか燃えますね……！絶対振り向かせて見せますので、お覚悟ください！）