暴君主人 2019-10-23 07:05:28 |
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( ぱたん 、と本を閉じた数秒後に横から耳に届いた聞き慣れた声 。その存在に全く気づいていなかったためか 、一瞬 、僅かに目を見開いた 。嗚呼 、自分は周りが見えなくなるほど没頭していたのか 、その事実に気付くと少しばかり自分が情けなくなる 。そして 、紡がれた彼らしい皮肉のような言葉にふっ 、と微笑んだ 。確かに自分が読んでいた本は 、作者も本自体も 、有名でなければ 、名作とも言えない 、子供騙しなもの 。だが 、そこが悪くないのだ 。そんなことを考えながら 、淡々と言うのであった 。 ) 涼、それは嫌味かい ? 僕はつまらない本に夢中になったりはしないよ 。( 鼻を擽った甘い匂いに 、ちらりと目を向けた 。紹介されたお菓子に僅かながら目に光が宿る 、そういえばハロウィーンの季節だったな 、と内心確認思い出すのであった 。そして 、先程よりもあどけなさの残る 、優しげな目元で綻びを口元だけで浮かべて見せ 、顎に手を当てた 。 ) 駄犬にしては悪くないチョイスだね 、悪戯を所望しようと思っていたんだがな 。( と 、悪戯っぽく言ってみせた 。)
( / 此方こそです 、お褒め頂き光栄です !! 是非末永くよろしくお願い致します !! )
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