! 2019-10-21 23:25:06 |
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それミルロンジョーク?なんて。怒るなよ後で何か奢ってやるからさ。秒読み5で飛ぶからな、ちゃんと掴まっとけよ。
…カウント開始。5、4、めんどっちーな、ハイパーエンジンオープン。ラン──
(お怒りの彼女を前にまるで悪びれる様子もなく、ベルトから手を離すと肩を竦めて態とらしく眉を八の字に。警告ランプが全てグリーンに変わったのを一度自分の目で確認してから、シートの座面に上げていた足を下ろして真っ当な姿勢に座りなおす。珍しくマニュアルに則って5秒前から数えだしたカウントダウンは、自分で宣言したくせ開始直後に飽きて投げ出した。片手の動きひとつでエンジンを始動させると、ブリッジに微力なショックが走り、船体は超空間に突入。小型といえど全長200m近い貨物宇宙船はその空間から粒のように消え去り、フロントウィンドウの先に瞬いていた星達は光の筋となって船体の後方へ伸びていく。船が作りだす重力場とスタビライザーのお陰で船内での身体の安定は保たれている筈が、この無数の光の矢を見るたび後ろへ投げ出されるような錯覚に陥る。航行時間は体感で数十秒、しかし相対時間ではゼロ秒後に、二人を乗せた宇宙船は惑星セターレを目と鼻の先に捉えていた。予めシステムに計算させた座標上で超空間を抜け出ると、視界いっぱいに真っ青な惑星が現れる。いっそ恐ろしいほど深い一面の青に圧倒され、思わず長い呼吸をひとつ。)
キオージャより青い星があるなんて知らなかった。……凄いな、これだから宇宙の旅はやめらんねえよ。
(/独りよがりだなんて!本当に好みのタイプにストライクでびっくりしてしまったくらいです。今後末永くお付き合い頂けたら嬉しいです…!
そして早速今後の展開についてご提案いただき、とても有り難いです。凄く楽しそうな展開で、この先を考えただけでワクワクしてしまいました。是非リア背後様の案で進めさせてください!因みにリアさんの追手となるのは警察組織でしょうか、それとも裏稼業の因縁の相手のようなイメージでしょうか?)
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