その主、暴君につき。【〆】

【 名前 】笛木 蒼 (ふえき そう)
【 年齢 】27y
【 容姿 】形の良い額を晒すオールバックのショートカットの髪色は地毛で黒に近い茶色。普段ぴっちり固められた前髪は下ろすと目の下程の長さ 、滅多にないが下ろす時は真ん中分け。肌は色調子ともに至って健康的だが、10代の頃と同じとはいかないハリツヤ 。少々タレ目気味の奥二重の暗いブラウンの瞳。素朴に整った顔立ちは、主人と並ぶと見劣りするが優しげで誠実そうな印象を与える 。がっしりした体型で決して小柄ではないが、身長は177cmで主人に追いつかれ抜かれそう。昼夜問わず常に典型的な執事服を隙なく着こなしている。アクセサリーはつけていないが、耳には埋まったピアスの穴の跡がある。綺麗に伸びた背筋と、身長の割に大きな手足が大型犬を思わせる。

【 性格 】穏やかで真面目、物静かで控えめな絵に書いたような執事。なのは、現時点での主人である琴坂以外の者への話。主人に対してはこれでもかと振り回され、少々慇懃無礼で口煩いオカンにシフトしつつある。琴坂によって性格が変わったと言うよりも、そもそもの穏やかなだけで口は結構悪い性格が暴かれているだけである。基本的には苦労性な常識人だが、主人の(笛木曰く)奇行に対する対応力と諦観が強く、振り回され文句を言いながらも、時には楽しんでいる様子すらある。mではない。とはいえ大抵は困ったり、冗談に過剰に反応することが常。主人のことは、少々困ったところもあるが長年仕えている大切な雇い主、それ以上でも以下でもない。

【 備考 】一人称は 私（ わたくし ）、または俺 。仕事中は前者、よって主人の前で後者を使うことはほとんどないが余裕が無い時は零れることがある。純日本人。両親ともに健在で三兄弟の長男。勉学、運動能力ともに優秀で、屋敷内の執事の中でも1,2を争い仕事が出来る。しかし主人と比べると見劣りすることが多く目立たない上、その彼からの無茶ぶりに頭を悩ませ閉口することは日常。好きなこと 、物は 球技、辛いもの 、珈琲 、テーブルゲーム 、嫌いな物は汚い部屋と主人の機嫌を損ねるもの。仕事中は勿論しないものの、酒もタバコもそこそこ嗜む。今までの恋愛経験は女性のみ。現在は仕事にかまけすぎて前の彼女に振られてから1年ほどフリー。主人に対して特別な感情は今のところないが、好青年を装わざるを得ない歳若い彼に同情はしており、彼のストレス発散になるのなら良いだろうと日々無茶振りを解釈して受け入れている。

（ ／ 大変お待たせ致しました。最初の文をありがとうございます。pf募集板から変更なく貼らせて頂きました。これからどうぞよろしくお願い致します。)


お待たせ致しました。お呼びでしょうか。
（　主人の専属執事とはいえ、主人が大学生ともなれば常についてまわるわけにもいかず、そうとなれば屋敷内に幾らでも仕事はあるわけで、主人が大学に向かう日は大抵は屋敷で一般の使用人と同じ仕事をしているのが常で。主人の精神がすり減るであろう今日の予定に、反動の無茶振りを想像しては胃が痛むのを誤魔化しながら、一通りの仕事を終えて。今日の曜日の時間割ならばそろそろ、と用意していた珈琲とガトーショコラを持って主人の呟きに扉をノックして顔を出し。片手に持ったトレーを少しも傾けることなく、重い扉を開けて主人の自室に入れば、珈琲の産地、今日はケーキに合うインドネシアのマンデリン、とケーキの店名を述べ、如何です？と伺い。案の定疲れている様子の主人に心配そうな表情を浮かべて。 ）
錦様、僭越ではございますが明日からお車で通われたら如何ですか？