>晴明さん (紅茶の銘柄に目を通し一つ缶を選ぶとキッチン台に置く。電気ケトルに水を注ぎスイッチを入れお湯が湧けば紅茶を淹れる作業に入った)どうぞ。熱いのでお気をつけて(彼の机上に紅茶の入ったカップを置く。赤みのある褐色が揺れ、濃く甘い芳醇な香りが鼻腔を擽った。自身も席に着くと淹れた紅茶を手に立ち上る湯気に鼻先を近づけた。慎重に口元に運ぶと一口啜る。悪くない)