ありがとー、シャーロット! (元のボロ着に着替えて帰る準備を終え 満面の笑みで紙袋を受け取ると大切そうに上着の懐にしまって 彼女と手を取り合い城壁の抜け道までやってくると、狭い隙間に潜り込もうと足をかけて立ち止まり振り返って) バイバイ、シャーロット ……その また来ても、いいの? (小さく手を振りながら、彼女の気が変わっていないか遠慮がちにたずねて)