匿名さん 2019-10-09 22:32:00 |
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(無我夢中でかけあがれば、しばらく大きく肩を上下させ乱れた呼吸を落ち着かせる。はっと正気に戻り彼を見れば先ほどまで自分に異常なまでの衝撃を与えた陰鬱な表情はなく、こちらもきょとんと手をまだ握ったまま相手を見つめる。)
はっ…!ご、ごめんなさい!!わ、私…
(しかしだんだんと事実が追い付きはじめ顔に不安の表情が浮かんでいく。とにかく彼のために…っといつのまにか起こした行動だが、自分のクラスにおける立場から見ればこの後の事の想像は容易い。自分自信がどんなに傷ついてもいいが、自分のせいで彼に迷惑がかかると思うと、放すのを忘れている手に力が入る。
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