(彼のお礼の言葉がまだなんとなく頭に響くき、これもまた久しい言葉に妙な幸福感を覚えたまま席に戻ると、彼はまだ写している途中のようで恩返しには到底足らないがこちらもお礼ができたと考え笑みを溢す。彼ら彼女らは昼休みは教室を出ていくため唯一の安穏に一息つく。昼ご飯は学校では食べない生活を続けてきて、今日もその通り次の授業の予習でもしようかと机から教材を取り出す。)