匿名さん 2019-10-09 22:32:00 |
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(相手に従い崩れ落ちるように腰を下ろし壁に寄りかかる。眠りこそしないが虚ろな様子で目を閉じていると空腹に響く香りが差し出されていることに気付き目を開くとサンドイッチが差し出されており震える手で受けとる。)
ごめん…なさい…、ごめんなさい…私…!
(何も食べる気が起きなかった日々、いつもの通り差し出されたそれを本能的に口に運ぶと同時に目を丸くする。パンの香り、食感、味が伝わり灰色だった世界を少なからず色づけていく。美味しい、そんな感覚を思いだした途端まだ目から涙が零れ落ち自ら命を絶とうとした事へかそれとも目の前の恩人にか、どちらとも取れない微妙な対象へと嗚咽混じりの言葉を紡いでいく)
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